【パニック映画編】映画好き大学生がオススメする絶対観るべき映画たち

こんにちは!
映画好き大学生のウディ(Woody)です!!
前回よりスタートした、“映画好きの現役大学生による、大学生に勧めたい映画”企画。
映画館で年間100本は映画を観る私ウディによる、ジャンル別映画紹介の連載企画でございます。
今回は第二弾。パニック映画編をお送りします!
前回の青春映画編では若者たちの淡い心を切り取った比較的キュートな映画をたくさんチョイスしましたが、今回はいきなり打って変わって、ちょっといかつめのジャンルにしてみました(笑)
パニック映画とはそもそもホラーに近いジャンルですし、いわゆる“B級映画”と呼ばれることが多い類いですので、普段こういったジャンルに馴染みがない大学生は多いと思いますが、今回も前回同様、初級編・中級編・上級編と分けて紹介していきますので、心配な方はまず初級編から。
徐々に慣れてきたら上級編の作品までお楽しみ頂けたらと思います♪
Ⅰ【初級編】
①『ジョーズ』
映画史で幾度と作られてきたサメ映画の原点にして頂点。言わずと知れたスティーブン・スピルバーグ監督初期の大傑作です。USJのアトラクションにもなっているので、名前ぐらいなら多くの方が聞いたことがあるのではないかと思います。
今回この『ジョーズ』を初級編と打ってはいますが、勘違いしないで頂きたいのは十分怖いということです。公開から半世紀近く経った今なお世界的に有名なのは、シンプルに“怖いから”に他なりません。
そしてその怖さの所以は、完全にスピルバーグ監督の演出の力量です。撮影で利用していたサメのロボットが故障してしまい、カメラにサメを捉えることが出来なくなってしまった際、劇中前半はカメラそのものをサメ視点にすることで、サメを写さずに臨場感を生み出したエピソードはあまりにも有名です。
CG技術が今のように発達していなかった当時、こうした神がかった演出が映画の世界を豊かにしていたんですね。
②『イントゥ・ザ・ストーム』
パニック映画の定番の題材、災害モノ。
『イントゥ・ザ・ストーム』では、タイトルの通り竜巻の大災害を描いています。
この映画でとにかく強調されているのは、“竜巻の脅威”それだけです。当たり前のように聞こえるかもしれませんが、ひとつのこと“だけ”を描く映画って実は珍しかったりします。
と言うのも、映画というのは基本的にメインのテーマ以外のサブストーリーを付け加えることがほとんどです。
こういった災害映画でも多くの場合、人間同士の葛藤であったり、主人公の恋模様であったり、災害以外の何か別の描写が普通は入ってきます。
しかしこの映画は、まさに竜巻一本勝負。そんな勢いで作られています。作り手がどれだけ竜巻描写に賭けているのか、その本気度が伝わってきて、「あぁなんか、B級映画ってこういうところがいいんだな」と私は勝手に思ってしまいました(笑)。
Ⅱ【中級編】
③『新感染 ファイナル・エクスプレス』
お次に紹介するこちらは韓国映画。高速鉄道内で発生したゾンビのパンデミックの恐怖を描いた作品です。
ゾンビ映画ということでグロ描写が心配な方が多いかもしれませんが、今作はかなりグロを押さえて作ってあるのでその点は安心してください。
しかし、グロくないのになぜかゾンビにリアリティを感じられるのが、この映画のすごいところ。
ゾンビ描写というよりは生き残りをかけたサバイバル描写が大変よくできているので、その点から恐怖を抽出しているのだなと思います。
迫力満点なスピード感が楽しめる作品です。
④『インポッシブル』
『インポッシブル』は、今回の記事で紹介している他の映画とは全く趣向が異なった作品です。
2004年にスマトラ島沖で発生した大地震・大津波に襲われた家族のドラマを描いた実話もの。パニック映画というよりは、ヒューマニズムが強い映画です。
まず着眼したい点は、リアリティを追求したあまりにも悲惨な大津波描写。
約10年前に大津波を経験した私たち日本人は、あの頃ニュースで流れていた自らの記憶と重なる部分も多いのではないかなと思います。他人事とは思えなくなる圧倒的なリアルが広がっています。
そして何と言っても、この映画が最も意識的に捉えている“家族”という普遍的なテーマ。
主人公家族たちの繊細に揺れ動く感情が大変鮮やかに切り取られており、また母親役のナオミ・ワッツと長男役のトム・ホランド(三代目のスパイダーマン役をやってらっしゃる俳優さんです。子役時代のかわいい彼が見られます)は特に熱演を繰り広げています。
家族の強固さに心を揺さぶられる一本です。
Ⅲ【上級編】
⑤『鳥』
歴代映画史における最重要監督、アルフレッド・ヒッチコック。
彼が1963年に発表した生物パニック映画『鳥』をチョイスします。
そもそもヒッチコックとは誰ぞやという方も多いかもしれませんが、一言で言えば“恐怖映画の天才”です。
ここでいう恐怖とはホラーやバイオレンスのような恐怖を指しているのではなく、内からギシギシとジワジワと心に侵入してくるタイプの恐怖を指しています。サスペンス的なドキドキ感を想像して頂けるといいかなと思います。
パニック映画と言えば恐怖をそそる音楽がつきものなんですが、なんと今作は劇中で音楽が一切流れません。
代わりに流れるのが効果音などの音響効果の数々。
天才ヒッチコックは、音楽を流さないで観客の恐怖を煽りまくることに成功したのです。
かなり特異な映画体験が出来ると思いますので、変わった映画に足を踏み入れてみたい方、ぜひともオススメ致します!
最後に
以上、映画好き大学生がオススメする絶対観るべき映画第二弾、【パニック映画編】でした!!!
ここまで読んで頂いた方はお分かりかと思いますが、パニック映画というのは、ホラーのようなあからさまな怖さはないけれど、ゾクゾクするような恐怖を駆り立てる作品が多いです。
最初は少し躊躇があるかもしれませんが、ぜひ一度鳥肌体験を味わってみてはいかがでしょうか◎
それでは今回はここまで!
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